集客プロモーションの費用をどのように配分するかを考えてみます。電通の登録商標であるAISAS理論で考えると、「Action」(購買)前の「Attention」(注意喚起)→「Interest」(興味)→「Search」(検索)では、上手くすれば無料で誘導は可能です。既に注意喚起された興味を持っている人が検索をして、自社サイトを発見すればいいのですから。IT関連業界の商材では一般的に、「Search」(検索)にプロモーション費用を投入する企業が多いように感じます。しかし、新規事業で考えた場合、SEOにしてもリスティング広告にしても、後発であるならば、予算的にも不利は否めません。そうであれば、PR戦略に予算を多少なりとも配分するやり方も中長期的には必要になってくると考えられます。まだブランドが確立されていない状態なので、市場を分析して今後力を発揮できるポジションをある程度自由に打ち出せるメリットがあります。顧客の啓蒙的側面も持ち合わせたPR戦略には初期に多くの費用は配分できませんが、継続していくことが将来的には効いてくると思われます。